「ポリ・フレックス プリンタブル 4010S」は、ポリ・テープ社初の再昇華防止を目標に開発された、印刷できるブロックアウト・ラバーシートです。「同4036スリーエス・ターボ」に使用されている低温・短時間【130℃5秒】で圧着可能な粘着を備えました。ソルベントインク・エコソルベントインク・ラテックスインクを搭載したインクジェットプリンタでの印刷が可能で、多様化する昇華プリント素材に適しています。非粘着ペットライナー付きなので、細かいカットが可能です。アプリケーションテープ「ポリ・タック 854」でリタックして熱転写してください。
転写方法
- ポリエステル素材なので、事前プレスしないでください。
- 上記対応インク搭載のプリンタで「正像」にプリントします。
- カッティングプロッターで輪郭をカットしたあと「カス」を取り除きます。【写真1、2】
- 完全に画像が乾いたらまわりのカスを取り除き、「ポリ・タック 854」でリタックします。【写真3、4、5】
- 転写物の上にリタックした画像を上にしてプレスします。【写真6、7】
- 転写後、熱いうちに「ポリ・タック 854」を剥がし完成。仕上げプレスは不要です。【写真7、8】
素 材 | 温 度 | 時 間 | 圧 力 |
---|---|---|---|
綿/ポリエステル共通 (昇華インクプリント素材) |
130℃ | 5秒 | 中(約300g/c㎡) |
撥水・ナイロン (昇華インクプリントでない素材) |
不向き(ポリ・フレックス ナイロンをご利用下さい) |
※転写物素材のタグにある注意事項を十分把握した上でご利用ください。
※上記の設定は目安です。素材・プレス機、その他の環境により設定が異なります。
※標準刃をおすすめします。
※必ず事前にテストしてからご利用ください。
「ポリ・フレックス プリンタブル 4010S ブロックアウト」の転写工程
1:プリント後、乾燥させた画像を適当な大きさにカット。
2:周りの「カス」を取り除く。
3:「ポリ・タック 854」を貼りつけ、気泡を除く。
4:裏にして、ペットフィルムを静かに剥がす。
5:「同 854」に完全にリタックした状態。
6:素材にセットし、プレス。(事前プレスは不要)
7:プレス後、熱いうちに表面の「同 854」を剥がす。
8:完成(仕上げプレスは不要です。)
備考
-
- 必ずプリンタメーカーの純正インクをご使用ください。
- 昇華インクプリント素材専用のメディアですが、万能ではありません。再昇華防止は、色の濃淡に限らず、昇華インクに左右されますので、必ず転写後相当時間経過しても変化の無いことを確認の上、ご利用ください。
- 洗濯の際は、転写後24時間以上乾燥させ転写面を裏返しにして、中性洗剤・40℃以下で洗ってください。
- 洗濯後表面に凹凸が発生する場合がありますが、これはウレタン層に挟まれた活性炭層の変化によるものです。裏側から家庭用アイロン【低温】でほぼ消すことができます。
- 素材テキスタイルに付いているタグの注意事項により、プレス時の設定、洗濯温度、タンブル乾燥などが可能かどうかをご確認の上ご利用ください。
規格
500mm×5m、×10m、×25mロール 厚さ120μ(±10%)